藤見実

ガス燈の藤見実のレビュー・感想・評価

ガス燈(1944年製作の映画)
4.8
有名歌手の叔母を殺された女が夫に殺されかける...? ゴシックホラーなんだけど、実は「人間」に全く興味のなかった犯人を問い詰めるラストに→声楽の先生の「芸術より幸福」が虚しく響く。ほとんど音楽家であることもその美貌も無意味に殺意を抱かれるバーグマンだが、最後は空っぽに強かった。


タイトルになっているガス燈もそうだがとにかく小道具による女の拘束が面白い。しかもそうなるのは半ば偶然だし...
とにかく夫が出てくるたびに怖い、フレームイン、カメラワーク!
藤見実

藤見実