前に観たのが40年版か44年版か忘れちゃってこちらを観てみた。
うん、観た方でした…w
推理サスペンスではなく心理サスペンス。
ポーラがどんどん心理的に追い詰められていくさまは見ていて心苦しくも面白い。
展開的に特に犯人が誰かを隠すつもりはなく、犯人がここまでする本当の目的や最終的にどうやってポーラを救うのかを見守る映画だ。
すべての現象には理由があり「ガス燈」というキーワードも含め非常に優れたストーリー構成。
今見ても色褪せる事のない傑作。
イングリッド・バーグマンの映画は「カサブランカ」や「誰が為に鐘は鳴る」などオススメは多いが、個人的にモノクロ(クラシック)映画の入門編として一番にオススメしたいのはこの「ガス燈」である。