ちろる

ガス燈のちろるのレビュー・感想・評価

ガス燈(1944年製作の映画)
3.8
幻覚が見えて、幻聴が聴こえたり、知らない間に物を無くしたりと自分を信じられなくなってだんだんと追い詰められていく、イングリッド・バーグマンの表情がお見事!
まず、ガス燈の仕組みが分からないとちょっと分かりにくいシーンもあるのですが、
一定の圧力によって一つの家の灯りがバランスを取ってるので、他の部屋がガス燈をつけたりすると突然自分の部屋のガス燈消えたりホラー現象みたいな事が起こるみたいです。
知らなかった・・・

割と早い段階で誰がやばい奴なのか分かるのですが、この物語においてはこの誰がヤバいやつなのかという謎ではなくて、何故そんな事をやるのか?その謎が本当にラストの方まで分からなくて、ゾクゾクする。
追い詰め方がシンプルじゃなくてサイコパスすぎる。
もし、自分がこんな形で追い詰められてしまったとしたら?と考えると恐ろしい。
ラストのラストまで、どんなかたちでに 種明かしをしてくれるんだろう?とドキドキさせられて、ずっと弱々しかったヒロインが謎が、分かり力強い瞳に変わってくるその姿が印象的でした。
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