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ベオウルフ/呪われし勇者のGijoeGoのレビュー・感想・評価

ベオウルフ/呪われし勇者(2007年製作の映画)
3.8
なんじゃこりゃからのめっちゃオモロイやんけなトンデモ英雄譚。

噂でオースティンパワーズのOPみたいなのをやっていると聞いて3D版BDを購入。

確かにその通りでしかも大真面目に作ってるしキャストもアンソニーホプキンスやジョンマルコビッチにアンジェリーナジョリーと超豪華で、監督はロバートゼメキスなので外しようは無かった!

しかし何故こんな妙チクリンな作品になったのか?
日本の神話もギリシャ神話も昔話も色々無理があったり下ネタオンパレードだったりするがそれをフィルター通さずに作ったような感じ。

それでもミステリー要素や怪獣映画にエロ要素にコメディと色んなジャンルをゴチャ混ぜにした超娯楽作に仕上げる監督の手腕は万人向けではない作品だが自分は超好き。


意表を突いた展開は監督の前作ポーラエクスプレス同様面白い。
キャストも同じくフルCG化してるので不気味の谷はまだ超えてはいないこの時代の作品だが3D感は素晴らしい。

槍などの尖ったモノがコチラを向いてるカット等立体感があり過ぎて笑える程。
3D映画を普及させるために無理矢理企画を通した珍作になったが後半はまるで別作品の様な真面目に胸を打たれた。

しかし最後の最後のカットで意味深にしてるのは何故なのか?
そしてアンジーの化け物の方の姿は明かされないままなのはちょっと残念。

メイキングが長めで超面白いというか超大変なのが伝わってくるので必見。
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