YasuhitoArai

野性の少年のYasuhitoAraiのレビュー・感想・評価

野性の少年(1969年製作の映画)
3.9
フランソワ・トリュフォー監督作品。
撮影:ネストール・アルメンドロス。
フランス中部の森林地帯で野生化した11~12歳ぐらいの少年が捕獲された。フランソワ・トリュフォー演じるイタール博士は、少年を引き取り、教育しようとするが・・・という話。

野性の少年の演技がいい。いつも落ち着いていないで視線が定まっていない。コップを両手で抱えて飲み、雨と外での散歩の嬉しそうな感じ、荷車に乗せてもらって楽しそうにしているのが良かった。
イタール博士とのやり取りにより、少しずつ物事を覚えていくので、喜びを感じられる。

カメラの絞りを使った編集が、昔のサイレント映画を思わせた。
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