青二歳

濡れ髪剣法の青二歳のレビュー・感想・評価

濡れ髪剣法(1958年製作の映画)
4.7
市川雷蔵の品の良さが可笑しいったらない。雷蔵ファン必見の濡れ髪シリーズ。DVD化感謝!遠州佐伯藩松平家嫡男でかしずかれてきた若様がそれを恥じ"ただの人"として出直そうと家出しちゃう物知らず坊っちゃんドタバタ成長譚コメディ。お殿様然の鷹揚さがまぁうまいこと!
「能ある鷹は爪を隠す♪」(ドヤァ)ラブリー!!萌え死にます…!(੭ु´͈ ᐜ `͈)੭ु⁾⁾いちいちことわざを引き合いに出してフムフムなるほどぉと世の理を学ぶのがまた可笑しくつて!

家出したのち、面白いヤツだ("キ印"扱い。こんにゃくで足を洗う雷様..かゆそう。ほか諸々かわいいんです)と身元を引き取ってくれたのは口入れ屋大和屋。よりによって遠州佐伯藩の江戸屋敷に行くハメに。挙句、剣の腕を買われ自分の城の江戸表に召し上げられちゃう。暗殺しろと命ぜられノコノコ討ちに向かっても、これまたなお鷹揚。かわいい。殺陣も長回しで相当チカラ入ってます。
雷蔵の面倒をみる潮万太郎の世慣れ顔とキレのある江戸弁。すてき。親友の島田竜三が超イケメン。発狂する父に葛木香一。あー楽しかった。
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