Shintaro

ハロルドとモード/少年は虹を渡るのShintaroのレビュー・感想・評価

3.8

ハロルドの顔から生気を感じられない。
この人、顔面が真っ白くて爬虫類系の顔立ちなんでどう見てもヤバい匂いのする少年。
19歳ぐらいの設定らしいが、イメージしてた声質と違って良い意味で引いた。
自殺衝動については、流石に理解出来るわけではないので置いとくにしても、親に気付いて欲しいと必死に抵抗する気持ちは共感します。『エデンの東』のキャルもそうだったように、自分の存在価値に気付くには親の愛が、必要とは言わずとも重要です。
人生を悲観視する彼の前に、自由奔放に生きようとするおばあちゃん、モードが現れる。
ハロルドは、1人を初めて好きになれた事で、絶望視していた自らの可能性に気が付けるわけですね。
童貞喪失、青春映画としてかなりひねった角度から捉えた映画で僕にはgood!
自殺遊びに目覚めるきっかけをモードに話すとこのハロルドが良いですね。
突拍子もないように感じられますが、そこいらの恋愛映画よりも、”人を好きになる”ことのリアリティが伝わってきます。
美しい映画ですので、是非ご覧あれ。
…警官からバイクをかっぱらうモードは秀逸です。