ハロルドとモード／少年は虹を渡るのSHOPGIRLのレビュー・感想・評価

死が生に恋をした。

『永遠の僕たち(原題:restless)』を観た時にこの作品のオマージュだと知りずっと見ようと思ってようやく鑑賞。

モードは目一杯若々しく生きてきたけれど、ハロルドに出会うことで自分の老いに気づいてしまって自ら命を絶ったのかな。生に固執したからこそそのエネルギーが弱まって行くことに向き合えないと思ったのかもしれない。

死の中で生きていたハロルドが、生の中で生きているモードにあって、彼女が死んで、彼が生き生きと動き出す。身体は別だけれど生命力が回っていくように見えた。