なすび

ハロルドとモード/少年は虹を渡るのなすびのレビュー・感想・評価

4.0
ここだけの話ですけど自分が偏愛するもののひとつに「シングルマザーの一人息子」があります。例えば今読んでいるジョンアーヴィングの「ガープの世界」、マイクミルズの「20センチュリーウーマン」、そしてこの映画の主人公ハロルドもそうです。勝手な想像かもしれないけど、父親なしで育った彼らにはどこかしら大人びた部分がありそういうところが女性を惹きつけ、また同時にちょっと変なこだわりがあり人とは違う感性の持ち主だったり…そういう男の子に自分自身なりたかったし、惹かれることが多いんです。そしてそれが叶わない今「ガープの世界」を読んでてより一層ならば一人息子のシングルマザーになりたいと思ったのでした。

それはさておきなんとも変な映画でした!あと何回か見たい。

ハロルドの御坊ちゃまファッションがいつも可愛い。童顔なのに背高くて声が低いのがキュンとする
モードは素敵なおばあちゃんでした、少女のようででも色気があって私もドキドキしちゃいそう

2人のヘンテコなデートがどれも羨ましい、知らない人の葬式に出るの「永遠の僕たち」を思い出した。

ラスト、ハロルドはついに生の道へと進む、モードに教えてもらった音楽を携えて。アメリカンニューシネマはラストがどれも印象的
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