ゆう

ハロルドとモード/少年は虹を渡るのゆうのレビュー・感想・評価

4.0
メリーに首ったけ繋がりで見た。

狂言自殺を繰り返し、死に惹かれている青年と破天荒に人生を謳歌するおばあさんとの恋愛映画。なかなかトリッキーな内容であるがカルト的な人気もあるらしく、スッキリした終わりで良かった。

とにかくこのおばあちゃんモードの話す言葉全てが名言として染み渡る。カッコよすぎるこのおばあさん、指輪を投げ捨てて、さ、それで無くさずに済むわ、なんて、、、
モードに惹かれていくハロルドの気持もわかるような気もする。気を引く為の行為としてハロルドは狂言自殺を行うが、モードは自分の意思で、易々とそれを行う、そうした面がモードの凄さでありハロルドに今足りないものであるということか。

そして、わりとシュールに笑わせてくる。キメ顔で空撃ちする警官や、スキヤキ…笑
思わぬ事でぶっ込んでくる。

モードとのふれあいの果てにハロルドがこれから人生を自分の意思で選択して行けると信じたい。そして、自分もモードのように生きたい。

見た人の人生に影響を与えるかもしれない偉大な映画かもしれない。だからカルト的な人気があるのかな。この映画を好きだと言う人がいたら1目置いちゃう。
ゆう

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