片腕ファルコン

愛の陽炎の片腕ファルコンのレビュー・感想・評価

愛の陽炎(1986年製作の映画)
3.2
シネマヴェーラ渋谷の橋本忍特集にて…

今日もあの綺麗な受付のお姉さんいたなぁ。
日本人離れしたスーっとした鼻筋、真っ赤なセーターにも見劣りしないキレ...すいません!!別ジャンルのレビューをしてしまいました。
でも、シネマヴェーラのお姉さんが綺麗なのはマジなので是非!!

それよりこっちですね。
いとうまい子初主演映画『愛の陽炎』!なんじゃこの映画は!聞いたことないです。

いとうまい子のアイドル映画と思っていいのかしら?普通80年代アイドル映画と言えば、薬師丸ひろ子の『セーラー服と機関銃』とか原田知世の『時をかける少女』みたいなノリじゃないのですか!!普通じゃないですよコレ!!

最初60分超絶つまらないんです!退出しようかとも思いましたよ。

製材所で働くいとうまい子は同じ職場の萩原流行とこっそりと付き合って結婚の約束までしていたんす。相手役が萩原流行という時点で胡散臭さプンプンなのだが…案の定、とんでもないクソ野郎て 事故ったと嘘ついていとうまい子から借りた20万は孕ませたJKの中絶費だったり、土地を買うために貯めた200万も全く進展なし、そもそも既婚者だったり、とんでもないヤツだというのを最初の1時間で煽りまくる。

この長いフリが聞いてるのか、同居してるファンキーなお婆ちゃんにそそのかされ、トンでもない方法でリベンジを開始する。
<呪いの藁人形>
夜な夜な不気味な格好で頭にローソク付けて(婆さんの「コワイからこっち見んな!」ってセリフが爆笑)木に打ち付けるのだった!

そんなこんなで怒涛の展開が待ち受けていて、前半のつまらなさを急激に挽回してくれた。

ただ、やっぱり前半が長すぎる。クドイ。
もうちょっとコンパクトにしてれば『セーラー服と機関銃』『時をかける少女』と並ぶ伝説のアイドル映画になったんではないだろうか。。。