mingo

大いなる驀進のmingoのレビュー・感想・評価

大いなる驀進(1960年製作の映画)
4.1
タイトルの良さだけで飯3杯いける。こちらも三國蓮太郎主演「大いなる旅路」とセットで鉄オタなら必見映画。寝台特急いますぐ乗りたくなるくらいには時代の記録を閉じ込めた鉄道映画の傑作。
また今の物価水準と比較するとより楽しめる。今はスマホさえあればレビューも書けちゃうけど、電報が120円という高さで当時の通信手段の貧弱さが窺える。何も起こらないっちゃたしかにそうなんだけど静岡名古屋大阪岡山徳山博多長崎と順番に当時の駅並みを観れるだけで眼福モノ。半端ない。「白い崖」での好演も光る2番目いや3番目が似合う(失礼)中原ひとみはここでも食堂のお姉さん役、適任すぎて絶句。佐久間良子はまぁ綺麗だけど久保菜穂子の聖母たるオーラを纏った佇まいに向かいの席で一緒に列車旅したくなる。鉄道に普通を詰め込んだ傑作!これが日本の列車だ
mingo

mingo