smmt705

Mのsmmt705のネタバレレビュー・内容・結末

M(1931年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

影だけが喋ったり、ボールが転がるだけとか、さっき買ったはずの風船が電線に引っかかるとか、人がその画面に不在だとしても明らかに存在した事が分かる。そして物語は犯人探しの刑事モノ、とはならず、割と早めに犯人が分かり、その後、犯罪集団と刑事が別の角度から追い詰めていく様子が面白い。最後の犯罪集団たちのアジトなのかな?地下での任意裁判みたいなやつにかけられたピーター・ローレの顔!人を裁くとは?という問いを投げかけられた後に、警察が乗り込んでくるのだけど、その姿は映さずに、ピーター・ローレに飛びかかろうとした男たちが警察の声で飛びかかるのをやめて、皆が手を挙げて終わるというのも、超クールだった。
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