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ロミオとジュリエットのoriのレビュー・感想・評価

ロミオとジュリエット(1968年製作の映画)
4.0
ロミオとジュリエットは悲劇で知られているけれど、
いい意味で〝悲劇〟という感じがしないのデス…!
2人の間の大きな壁が、どんなに大きいものでも
どうにか愛を実らせようとする2人の姿は、
悲劇というよりかはとても強くって美しいな、
って思ええしまうんです…!

よく知っているストーリーのはずなのに、
とってもドキドキしたし感動してしまいました。
やっぱり名作は時代を超えるのねきっと…

そしてオリヴィア・ハッセーのかわいさ、美しさ。
登場シーンのあどけなさとは一変、
物語が進むにつれロミオに恋するその姿はとても大人びて見えて、ドキッとしてしまいます。

ちなみにわたしの好きなセリフ
ジュリエット「思い出せないわ」
ロミオ「だったら思い出すまでここにいる」
ジュリエット「いいわ。思い出さないから」
って…なんてロマンチックなの…!! 言ってみたい!笑
このセリフを言う時のオリヴィア・ハッセーのイタズラな感じがこれまた最高にかわいいのです…

余談ですが卒論でスクリーンモードの研究をしているのですが、資料を集めている時にたまたまこのロミジュリの公開当時の記事を見つけました。
それを読むと、今作は本当に大ヒットして、見に来ていた入場者のうち7割強が女性で、さらにそのうち大半を占めたのは10代の女性だったようです。
ロミオとジュリエットも10代なので、
当時の若者たちは歳の近い2人の儚いけれど美しい恋模様に、スクリーン越しに胸を打たれたのかもしれませんね。

2人がかわす詩的な言葉も、流れる音楽も
素晴らしくてうっとりしました。
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