ハゲムボン

十三人の刺客のハゲムボンのネタバレレビュー・内容・結末

十三人の刺客(2010年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

どうやらすげー面白いらしい、という事は聞いていたのでずっと気になってましたが、iTunesにもU-NEXTにもNetflixにもないので何ヶ月も見ずにいました。
しかし先日とうとう業を煮やし、数年ぶりにDVDを借りてきました。
(DVDをあまり借りないのは、一回借りても見きれないほど借りてしまい半分以上見ないで返却したり、返却日を忘れてしまい延滞金いっぱい払う羽目になったりを繰り返し、動画配信サービス派になったから。)

いやーこれすげー面白かった!半端なく面白かった!
ラスト50分の殺陣シーンとか言われても長くね?ダルそう…なんて思ってすいません。
十分中弛みせず興奮しました。

良いところはいっぱいあるので、気に入らない所を先に書いておきます。
せっかく下準備をしておいた弓矢を使い切らず、火薬や屋根の上の石や油などもあまり効果的に使われないまま、途中で捨てて敵のど真ん中にそれぞれ降り立って斬り合いが始まる所が、何より納得がいかなかったです。
あと岸部一徳がアナル処女奪われるシーンは冷める。
牛のCGの違和感とか、屋根から血がブシャーとかは、あまり気にならなかった。
刺客それぞれのキャラを掘り下げてあったらもっと面白かったと思うけど、それではテレビシリーズになってしまいますかね。
それでも、山田孝之と吹石一恵がどんな関係性なのかだけでもあと5分か10分なんかしらエピソード入ってたら良かったなぁ。

今作で1番印象的な、稲垣吾郎はもう最高の最高なので置いときます。
参勤交代シーンの前と後で絶妙に関連付けられた所が随所にあって何度も痺れたなぁ。
あとは松方弘樹の殺陣の格好良さったらない。
時代劇にあまり興味ない方ですが、この立ち居振る舞いの妙はもう惚れてまう。

さてさて、これでやっと宇多丸さんの批評動画が見られるわ。
本家の十三人の刺客も近いうちに是非とも見たいです。
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