十三人の刺客の作品情報・感想・評価 - 3ページ目

「十三人の刺客」に投稿された感想・評価

濃すぎる十三人が薄味に感じるほど吾郎ちゃんのサイコ最高。

あまりに精巧に狂っててラスト物足りないくらいで、この映画は脚本も監督も吾郎のキャラにかなわなかった。

脚本4
演出3
映像3
俳優4
印象3
サリー

サリーの感想・評価

3.8
松方弘樹さんをはじめとした安定感ある殺陣と、怖じ気づきながらも立ち向かう若者たちの熱さがいさぎよく美しい。
稲垣吾郎さんの悪どさも素晴らしい!
TRB

TRBの感想・評価

4.9
十三人の刺客リメイクとしてあまりに壮絶。
現代時代劇において最高峰の出来といって過言ではない。

大衆活劇の元祖として有名な本作を、更に過激に描いた三池作品の意欲作。

役所広司と市村正親の駆け引き、障子を隔てて殺気をはらんだ男達。
蝋燭や月明かりの雰囲気を映し出すように顔に落ちた影、その中で失わない目の輝きを見事に演出しており、当時の会合などはこういったものかと思わせる描写が素晴らしい。

脇を固める役者陣の見事。
松方弘樹の殺陣はいつ観ても惚れ惚れし開いた口が塞がらず、古田新太の図々しくも芯の強さを垣間見せる武士の笑みに言葉を失い、伊原剛志の威風堂々たる剣客の立ち居振る舞いに心を踊らされます。

なんといってもこの作品を一段上に押し上げたのが、稲垣吾郎の狂気をはらんだ演技は見事としか言いようがない。
正直、言葉は悪いがジャニーズにこの面子を圧倒する相手役が務まるとは思いもよらず、時代背景に合わせるなら天晴れと、この言葉に尽きる。

アクションは最大の見所ではあるが、そこかしこに「武士とは?」といった武家の本懐を投げかけており、善悪を越えた立ち位置による武家社会の虚無や哀感を映し出しているのが秀逸。

長々となってしまったが、やっぱりチャンバラが好き。
顔だけのしょうもない若手を使い、似たような脚本を使い回す量産型の映画を作るより、(言葉が荒くなって申し訳ございません。)日本映画の古典を今一度見直すきっかけになってほしい作品。
財前

財前の感想・評価

4.0
三池監督なので粗くなりそうな“ぶった斬り時代劇”も豪華な重鎮役者のおかげで締まる。

当たり外れの激しい三池作品の中では当たり。かっこ良く魅せる構図は流石。

しかし伊勢谷友介の役は雑。
岸部一徳とのシーンは必要なのか?

この面子で深作欣二だったら…鳥肌。

〔CS〕
Kana

Kanaの感想・評価

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「斬って 斬って 斬りまくれ!!!!」


号令にときめき

渋いわぁ
eihr

eihrの感想・評価

3.8
キャストがすんごい豪華

しかし吾郎ちゃんの役柄がクズすぎてやる事グロすぎて…けど演技がすごかった、アイドルな吾郎ちゃんだけやないというのがわかった

松方弘樹さんの眼力、貫禄、戦のシーンでの相手を切る動き、とにかく迫力がやばい
三池崇史監督の1963年製作『十三人の刺客』のリメイク版。

時代劇、と聞くと僕ら若い世代には少し難しい敷居の高いジャンルとなっているのが今の現状である。その現状を踏まえ、時代劇を現代の人々にもエンターテイメントとして楽しめるようにアップデートしつつ、「時代劇らしさ」をしっかり余韻として残すことが出来ていた。クエンティン・タランティーノ監督が昔のジャンル映画やマカロニウエスタンの要素をサンプリングし、アップデートしているのに通じる心意気を本作には感じる。

エンターテイメントとしてのアクションはさることながら、本作は各キャラクター(というより「侍」)の実存的課題、アイデンティティの課題をも掘り下げていて、重厚なドラマに仕上がっている。
本作が舞台となるのは江戸時代後期、原爆投下の100年前。この、時代の提示から本作は始まる訳だが、これが意味するものとは個人的には「近代日本=大日本帝国の終焉」であると思う。この「終焉」を最初に提示するのは本作が描く舞台がその「始点」にあることを示すためではないだろうか。「始点」があるとすれば、当然終わるものがある。それこそが「侍が偉そうにしている世」である。幕末という時代、維新成立の原動力となったのは「草莽の志士」である。志士、とは必ずしも「侍」ではない。草の根からの膨大なパワーが時代を動かし、誰もが国民となって新時代の担い手となった。明治維新において「侍」は役立たずにすぎなかった。「どうしてそんなに侍は偉そうにしてるんだよ!」
本作最大の見せ場となるラスト50分(ラスト50分ってなんだよ笑)の大アクション劇は、そんな「侍」たちの自分たちのアイデンティティを存分に振りかざす最期の意地だったのである。忠義、剣、武士道がもてはやされる時代の終焉に一瞬だけ見せた「侍」の意地、かっこよさこそが本作最大のカタルシスである。

そして本作を語る上で忘れてはいけない存在はなんと言っても稲垣吾郎。まさに怪演。否応ない歩く不条理を体現している。特に食事シーンはその邪悪性をこれでもかと言わんばかりに発揮している。また本作の大きな魅力の一つとしてこのキャラクターの造形がある。一貫した理不尽極まりない極悪非道の裏には、「侍」の社会システムに対するニヒリズムがある。最早「侍」の世ではない。幕末の時世において「侍」が形骸化していることを一番理解していたのが彼であった。故に彼は長く続きすぎた武士の世における、空虚になった「忠義」を突き、首を蹴散らし、全てを蹂躙する。あるいは、その空虚なシステムの頂点に「飾り」として君臨する自分自身に生きる実感がなく、この上ない羞恥でもあった。生きる、死ぬ、殺す、殺されるの究極の境界の形成≒「戦の世をあらしめる」ことこそが彼にとって生きる実感がもてる唯一の世界だったのかもしれない。「侍」に対するニヒリズムであり、全ての生きる源、生命感は命のやり取りの中にこそある。ラスト、彼は楽しかったに違いない。「今日という日が生きてきて一番楽しかった」

「侍」、「暴力」、「忠義」
それぞれの生きがいがぶつかり合う、バイオレントで生命感に溢れた荒ぶる躍動そのものがこの三池版『十三人の刺客』であると思う。最高です!
牛のCGはもう少しなんとかすべきだけど笑。
chiebi

chiebiの感想・評価

4.0
みんな快演。バカ殿はありえないけど昔は当たり前にあった事なんだろね
公開当時大絶賛された2010年の三池崇史監督作品。
ちなみにオリジナルの工藤栄一監督作品も観ています。

あらすじは割愛するとして、アクション・スペクタクルの時代劇としては、恐らく最後の作品ではないでしょうか?
「チャンバラ出来る役者ってもう居ないんだ・・・」
っていう、現実を突き付けられた様な気がしましたね。
だからあの役者陣の中に松方弘樹が居ると、寧ろ浮いてしまうんです。
立ち回りの経験の無い役者で固めた方が、説得力あったかも知れませんね。
最後の役所広司の構えも「様」になってなくてガッカリしましたから・・

最後の問題のシーンの解釈はどうなんでしょうか?
映画を見終わった後、色々話すのも好きなんですがあれは・・

どっちも死んでる・・で、どうでしょう(笑)?
やよい

やよいの感想・評価

3.0
苦手な時代劇。

まぁ楽しめた。
牛が走ってたところは微妙な感じでした。そして何より岸部さんは仕事選んで!!(笑)

吾郎ちゃん、おぼっちゃま風(お殿様だけど)悪い人がハマってたわ。
ツボだったのは伊勢谷友介。
この人のおかげで苦手な時代劇も飽きずに観終えました(^-^)