Carly

オール・ザット・ジャズのCarlyのレビュー・感想・評価

オール・ザット・ジャズ(1979年製作の映画)
3.9
後半が近づくにつれ、鬼気迫る表情になっていくロイ・シャイダーの演技に息を飲んだ。「元気だと言い張っている病人」の表情がとてもうまかった。あんなにも酷い男なのに、それでも娘とはうまくやっているのだから、とっても不思議。でもそれこそがきっと、彼の魅力なんだろうな。
作品全体を通じて、音楽が素晴らしいの一言。シーンとのマッチングが的確で、ダンスとの調和も良い。1979年作品とは思えないレベル。今よりずっと音の編集もきれいにはできない筈なのに、現代の作品よりずっと素敵だった。
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