柴犬

ONCE ダブリンの街角での柴犬のレビュー・感想・評価

ONCE ダブリンの街角で(2007年製作の映画)
3.6
"少しあるけど、合わないんだ。歌詞を書いてみないか?"

音楽を通じて紡ぎ出す大人のラブストーリー!

舞台はアイルランド、ダブリン。実家の掃除機屋で働きながら、仕事終わりにストリートミュージシャンとして街角で歌う男と、そんな彼の歌を気にいるチェコ移民の女性との音楽で繋がる切ない物語。


「はじまりのうた」「シングストリート」のジョンカーニー監督の音楽シーンには毎度見入ってしまいます。

音楽家が映画監督になる例は珍しくはないけど、ララランドやセッションなどの、音楽への屈折した想いが見え隠れするデイミアン・チャゼル監督とは違い、

音楽への純粋な愛が溢れるジョンカーニー作品は感情が歌で紡がれ、音楽で癒されるところが共通していて今作もダブリンの街並みの良さに感動しました!


お互いに想いを胸に秘めながら、音楽という形で気持ちが繋がる描写には余韻が残りました!

掃除機の散歩にはホッコリさせられました笑
柴犬

柴犬