音楽の力をまっすぐ感じる素朴でロマンチックな音楽映画。ジョン・カーニー監督作品でこれが一番好き!
少し困ったような八の字眉のguy、鼻にかかった声にまっすぐな瞳のgirl。ダブリンの街角で一歩進む勇気をくれる出会い。音楽に気持ちをのせて心を通わせていくふたり。そんなふたりを囲む人たちはみんなじんわり温かい。
ふたりとも俳優ではなくミュージシャンなので当初のセリフをかなり削ってアドリブ多めなのだそう。バスのシーンの歌もアドリブで、カメラマンが笑っちゃったからちょっと揺れてるらしい。あぁ好き…!映画の良さって製作費じゃないんだなって改めて感じる。
我慢できなくて、彼女がチェコ語で答えた言葉を鑑賞後に調べてしまった。でも、わからないことがこの映画の良さだったんだと調べてから気付いたんです。切ないな…。