彼女が去り傷心一人でストリートで歌う男性主人公のもとに一人のチェコ出身の女性が立ち止まる。
女性は主人公を諭しながらも仲を深め、一緒にレコーディングし意気投合する。
危うい一線を超えそうで超えない絶妙な関係のまま主人公はロンドンへ、女性のもとには夫が帰り、主人公からプレゼントされたピアノを弾きながら思い出す。
冒頭からドキュメンタリータッチの映像に思わず一気に引き込まれる。
そこからずっと漂うのは優しげだけど寂しげな心地よい空気感。
移民問題の根深さも感じる。
恋人同士になりそうで心は通じ合ってそうでそうはいかない儚さも感じる。