miku

気まぐれな唇のmikuのレビュー・感想・評価

気まぐれな唇(2002年製作の映画)
-
頼んでもないのに踊り出した女のその踊りが、緩急なんてものがなく全てが強くて、ウッとなった。ベッドの中で、わたし力が強いの、と自白するだけのことはある。一回やっただけで愛してるって言われたい女も、一度話しただけで家まで追いかけてくる男も、好意の示し方が下手くそ問題。最後は、占いに任せちゃってピシャりと終わる潔さ。拗らせた女と情けない男と会話と会話と会話と風景のスケッチってところが、ロメールをどうにも感じさせていますね。ゆえに、とても好きでした。
miku

miku