EDDIE

トレマーズのEDDIEのレビュー・感想・評価

トレマーズ(1990年製作の映画)
3.8
“陸のジョーズ”と称されるケビン・ベーコン主演のパニック映画。気を抜いたら怪物にやられてしまうハラハラとした感覚を常に味わえる佳作。ただ登場人物たちがバカすぎて真面目な場面でも笑う。

なんだか傑作とは言い難いんだけど、個人的には何度か観ている結構好きな作品。
今回はホント10数年ぶりに鑑賞したんですが、たぶん初めて吹替版で観ました。
そういえば高校の親友が『トレマーズ』大好きだったなぁ。

話としてはネバダ州の田舎町で謎の死体が発見されるんですが、キモい触手みたいなのがあって「もしやこれは怪物の仕業では?」ってところから脅威的な怪物たちと町の人々の攻防が始まっていくんですね。
これどうやって撮影したんだろうなぁって興味津々になるシーンが多くて、怪物もなかなかにグロテスクな上、人を襲うシーンはちゃんと迫力満点でハラハラします。

見どころはクリーチャーの造形や動きの繊細さから迫力などたくさんあるんですが、結構登場人物の会話がシュールで笑えます。
今回初めて吹替で観たことあって、もうホントこの人たちバカなんですよ。
主人公のバル役のケビン・ベーコンしかり、武装している結構強いガンマー夫婦しかり、ヒロインのロンダ役のフィン・カーターしかり、バルの相方アール役のフレッド・ウォードしかりです。
結構それぞれのキャラが立っていて、モブも含め印象的なキャラが多いんですよね。96分の程よい尺ってこともあり、サクサクと気軽に観られるのもいいですね。

キャラクターたちの行動も結構ツッコミどころ満載で、みんなで意見統一して岩場に移動したと思ったら「あ、詰んだ」みたいになるし、先のこと考えないバカたちばかりなんです。もう最高に笑えます。
締めくくりのバルの行動も知恵を絞った結果だと思うんですが、そこに至るまでがまたバカ。

とにかくバカバカしい気持ちのいいパニック映画です。大好きです。

※2020年自宅鑑賞317本目
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