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クイズ・ショウのoのレビュー・感想・評価

クイズ・ショウ(1994年製作の映画)
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ウソじゃない、ブラフだ、という返しが印象深い。
クイズ番組で連続チャンピオンとなってる泥臭いイメージがするジョン・タトゥーロと、新しく現れた育ちよし・キャリアよし・ルックスよしな若きレイフ・ファインズの交代劇。
連続チャンピオンはクイズの答えを知っているのではないか、クイズ番組はやらせなんじゃないかとテレビ界の浄化に熱意を燃やす男、ロブ・モローが絡んでくる。
視聴者はチャンピオンがクイズの答えを知っているのを把握しているため、彼らがいつ尻尾をつかまれるかヒヤヒヤしながら見ることになる。
後半はクイズではなく法廷ショウに、それを含めてクイズ・ショウってことでしょうか。
終盤、ついに……という場面で、追い込む男の目論見がどうなるのか、前チャンピオンと証言を求められた疑惑のチャンピオンの表情が対照的で、真の勝者は誰なのか、味わい深い作品。
今でもそうだけど、感情的に見える人間、カウンセリングを受けてる人間は法廷で不利なんだと痛感させられる。
いかにハッタリで乗り切るか、世の中のブラフを自分がいかに見破れているか、仮に見破れたとしてもゲームに勝つのは誰なのか、そんなことを考えさせられる。
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