ドイツとトルコを舞台に3組の親子が交錯しながら物語が進んで行きます。
3章に別れてまして、
毎度「●●の死」っつってタイトルが出るので
「あ、この人この後死ぬんだ…。元気そうなのに…」とハラハラしながら見ることができます。
トルコの社会問題を背景に
古い考えを持った親世代とのびのびしたい子ども世代の衝突を描きつつ
話は進んで行きます。
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突然、なんの引っかかりもなくLGBTエッセンスが出てきて感心しました。
トルコはイスラム教徒の国ですが
世俗主義国のようで政教分離でLGBTに関しても合法化が進んでいるとのことです。
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ラストの海のシーンが素晴らしく美しく切ないです。
それまで2時間かけて見てきた蓄積があるので
この長回しのシーンが何を意味しているのは十分わかるのです。
わかりたくないほどわかるのです。切ない。。
そして、
母親を演じた女優さんの演技が素晴らしく、調べたところハンナ・シグラさんというドイツの名女優。
本作で全米映画批評家協会賞助演女優賞を受賞されておられました。
すっっっっっばらしい演技ですので
お見逃しなく!
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フィルマガ連載第40回『今年は「#日本におけるトルコ年」!日本と深いつながりのあるトルコの文化と映画を紹介 』です。ぜひ!
今年は「日本におけるトルコ年」!日本と深いつながりのあるトルコの文化と映画を紹介 | FILMAGA(フィルマガ) https://filmaga.filmarks.com/articles/2703