pauh

メッセージ・イン・ア・ボトルのpauhのネタバレレビュー・内容・結末

3.4

このレビューはネタバレを含みます

主人公のテリーサが終始可哀想でなりませんでしたが、ギャレットの父(ポール・ニューマン)の台詞がかっこよくて印象に残りました。
どこかで見た「死んだ人には勝てない」という言葉を思い出すようなギャレットの亡き妻への一途加減が第三者視点からすれば素敵だけど、テリーサからすればすごく残酷で辛い事だよなぁとも思い、さらにラストは自分を選んだ末にギャレットを亡くしてしまうのも可哀想すぎて辛かったです。
後半の自分よりも亡き妻を一途に思うギャレットを見て「そんな貴方を好きになった」(うる覚え)という台詞も、テリーサの葛藤する思いが伝わってきて心に残りました。
ただ悲しいだけでなく笑えるシーンも時折あり、特に前半の「肉は好きか?」→「俺のステーキは上手いぞ」という台詞が真似したくなる面白さがあり、後半の喫茶店での異様にデカすぎる父の態度も思わず笑ってしまう程面白かったです。
登場する船がかっこよくて夢中になれるものの、ラストが可哀想で切ない作品でした!
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