フランスの田舎に住む画家が家の庭に菜園を造るために庭師を募集したところやって来たのが幼馴染の男。
旧交を温める二人。
フランスの田舎を舞台に二人の友情を描きます。
そして訪れる別れ……
物語として大きく盛り上げる出来事が起きる訳ではなく音楽も無くどちらかというと淡々と話は進んでいきます。
二人とも喧嘩したりベタベタしたりしない。
無い無いづくしの本作ですが、在るのが画家が庭師が望んだ通りに庭師が好きな物を書いた絵画とフランスの田舎の緑。
その二つが本作のとても上品なテイストを作っています。
相も変わらず陽光と緑を美しく撮るジャン・ベッケル監督。
フランスの緑は日本と比べるとやや黄緑に近く若々しい感じがします。