円柱野郎

007/オクトパシーの円柱野郎のネタバレレビュー・内容・結末

007/オクトパシー(1983年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

シリーズ第13弾。
ソ連の外貨稼ぎの手段と思しき宝石密輸事件の調査を始めたボンドだったが、密輸事件の裏に隠された陰謀に巻き込まれていく。

ソ連軍人がNATOの壊滅を目論んでいるという東西冷戦らしい筋立てと、女だけの宝石密輸集団という露出メインのサービス設定?とのバランスが、真面目なのかふざけてるのか…しばし頭を抱える(苦笑)
ワニの偽装とか蜘蛛の巣に引っかかるとか、ゴリラの着ぐるみに入るとか、インドでのチェイスでは明らかに小道具で遊んでるとしか思えないんだけど…。
丸鋸ヨーヨーなんてヒドいなあw
まあロジャー・ムーアのボンドらしいと思えばそうなんだろうか。
常に敵に狙われているアクション映画なのに、どうも牧歌的な感じ。

終盤は敵の目的がハッキリして、西ドイツの米軍基地内で事故を装った核爆弾の爆発を食い止める話になる。
それでもサーカスでのドタバタなど、ふざけていることには変わりないんだけど。
まあ人間大砲の前振りは話の流れでも入っているし、見せ場にはなっているとは思う。
ピエロ姿のボンドというのも、ムーアならそれはそれで。
爆発直前で食い止めるのはお約束ですな。

冒頭とラストは飛行機アクションでそろえてきているけど、ここは迫力もあってよかった。
特に冒頭のアクロスターはスピード感も抜群だったね。
対してラストの機上でのバトルは、相手を倒す決め手がアンテナでバシっとやるとか…。
なんかショボいw
円柱野郎

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