ワン

007/オクトパシーのワンのレビュー・感想・評価

007/オクトパシー(1983年製作の映画)
3.0
東西冷戦下の東ベルリン。英国大使館でロシアの財宝"レディーの卵"の偽物を手にした009が死亡する。任務を引き継いだジェームズ・ボンド(ロジャー・ムーア)は大富豪カマル・カーン(ルイ・ジュールダン)に目を付ける。カマルは謎の美女実業家オクトパシー(モード・アダムス)を利用してNATOの軍事施設を破壊しようと企んでいた。


【シリーズ第13作目】硬派だった『ユア・アイズ・オンリー』に比べ軟派なボンドに戻っている。それはそれで悪くはないが観光客に助けを求めたり、ヒッチハイクで若者におちょくられたりと情けないシーンが目立つ。それでもユーモアを忘れないあたりは流石のロジャー・ムーア。

アバンタイトルの超小型飛行機の空中アクションからの給油でタイトル。こんなタイトルの入り方は他に知らない。ゴリラの着ぐるみを着たボンドがチラッと腕時計を見るシーンが一番のお気に入り。中盤のジャングルでの人間狩りと美女軍団のアジト襲撃はごちゃごちゃしていてイマイチ。
ワン

ワン