茉莉

ふたりの男とひとりの女の茉莉のレビュー・感想・評価

ふたりの男とひとりの女(2000年製作の映画)
3.8
ラブコメはほとんど観ないのだが、コレは観やすいし面白い!

真面目で職務に全うしている警官が、妻の浮気がきっかけで町中の人からバカにされたことを発端とし、自分の欲に正直な第二の別人格を生み出してしまう。
あることをきっかけに、某事件の被害者女性と共に、加害者から逃亡するという生活を送ることになる。
その逃亡珍道中、モーテルに泊まったものの、主人公は精神分裂の薬を置き忘れて出ていってしまう。ここから、主人公と被害者女性、そして主人公の第二人格の3人での逃亡劇が始まる。

ストーリーの中で魅力的なのは、主人公の3人の子供たち。
映画の序盤でわかるのだが、前妻の浮気相手との子供を引き取っている。前妻、浮気相手共メンサ会員であることも由来し、この子供たちの頭が超天才級。
それに加え、幼い頃から好きだったテレビ番組の影響で、ジョークは超下品で果てしなく陽気。何より愛らしいのは、子供たちはどこまで成長しても父親に何があっても、父親を愛していること。この子供達が、映画終盤でキーを握ってくるところがポイント。

そしてそして!
主演のジムキャリーの演技力というか表情の作り方、身体の動きが怪物級。
どこに何の筋肉ついたらあの動きできるんだよ…
茉莉

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