ペコ

貝殻と僧侶のペコのレビュー・感想・評価

貝殻と僧侶(1927年製作の映画)
3.5
『アンダルシアの犬』に先行し撮られたシュルレアリスムっぽい映画。
美術や愛にうるさいフランスらしく、貝殻っぽいものや、鏡みたいな玉、男が女を追いかけているシーンが登場。
また、スローモーションや揺れるイメージなど映像表現がとても豊か。男の顔がぱっくり割れるシーンはショッキング。
マネキンみたいに無表情な人々が非現実的でちょっと怖い。
揺れるシャンデリアの下で踊る人々を、上から見下ろした狂騒さと静謐さが同居した印象にクラリとします。
一見の価値あり。
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