確か3Dでみた。これか『トランスフォーマー ダークサイドムーン』が私の初3D映画体験だったと思う。部活の帰りに学ラン着て観に行ったんだっけ？なんか覚えてんだよなぁ。
当然ながらその頃は3D映画なんて珍しかったので、いくつかのシーンは印象には残っているんだけど、ハンマーをぶん投げるシーンと最後の「THOR」くらいしか飛び出てる感なかったんじゃないかな。いま思えば3Dで観る用に作られていない作品でもやらたと眼鏡付けさせて料金水増しされてた気がする。
にしても壮大な神話世界のはずなのに、マーベルシリーズのなかで一番ショボい物語にみえるのはなぜだろう。ソー、ロキ以外の神々に実在感がないので話がとてつもなく矮小な地平で巻き起こるすったもんだにみえる。
マーベルシネマティックユニバースは、大きな流れでみると連作の大河ドラマだけど、単体でも面白くみせる脚本が売りだと思うんだけど、本作は他のシリーズと歩幅を合わせるあまり、「これから語られる何か巨大な話の一部」にみえてしまった。北欧神話モチーフなので、それはそれで正しいのかもしれないけれど、第一回単体作品が「アベンジャーズへのつなぎ」では浮かばれない。
