タマル

マイティ・ソーのタマルのレビュー・感想・評価

マイティ・ソー(2011年製作の映画)
4.8
100秒でレビュー書いてみようの巻 18

世界観という意味ではこちらは満点。特にアスガルドの描写は神話大戦感が見事に表現されていたと思う。地上世界のカルチャーギャップコメディも外さずキッチリ笑いを取ってくれた。

監督のケネス・ブラナーの功績はでかいと思う。脚本だけ見ればただのよくある娯楽大作だが、演出や魅せ方によって作品の質を大きく向上させている。何より、監督が名優だからか役者の演技がとてもいい。特に、ロキというキャラクターを生み出した彼の功績は大きい。展開だけなら陳腐な悪役にも思われかれないキャラクターを、セリフでなくその表情によって、単純にまとめきれない複雑な感情を持つキャラクターであることを伝えている。後にサノスに瞬殺されることになるのが悔やまれてならない。

アベンジャーズの三人の映画では一番好きかも。オススメです。
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