赤い砂漠の作品情報・感想・評価

「赤い砂漠」に投稿された感想・評価

宇京

宇京の感想・評価

3.8
メモしたくないし忘れたくない
モニカ・ヴィッティと構図と色彩と。
chicoyacco

chicoyaccoの感想・評価

4.0
狂った女のような歌声。
ゆで卵。
工場背景。
曇り空と煙と荒野。
低気圧。
不安的。
そこに佇むモニカヴィッテイのゆるい眼差しと厚めの唇。

後にも先にも、こんなにけだるくてだらしなくて、どうしようもない色気が満載のザ・アンニュイ映画ない。
やま

やまの感想・評価

3.6
あの工場地帯であったり、家であったり、あの卵を食べる部屋だったり、船であったり、もはやsf映画なのではないかと思わされもする異世界感。排気ガス、霧だったり幻想的に作られている今作の世界観は最高。

トラック事故が云々で、終始不安そうな彼女のいる世界という感じが伝わる。
そして色のセンスとかも素晴らしく、対象の人物とそのバックの景色全てに目がいってしまうような造りは凄すぎる。
そういう世界観もあってか、カットの終わりもバシバシと決めにいってる。

良さげな世界観なんだけど、お話が退屈すぎる。「砂丘」とか「欲望」の刺激が今作にはなかったような気がする。
映像芸術としての映画にストーリーはいらないのかもしれないけど。

脚本の一人のトニーノグエッラさんが気になるんだけど調べてもあまり出てこない。
lisako

lisakoの感想・評価

3.0
極端にピントのぼやけた映像は精神を病んだ彼女の心情を表しているかのよう。炎をバックに食べさしのパンを頬張る、モスグリーンのコートを羽織ったモニカ・ヴィッティいう構図が頭から離れない
タルコフスキーやアンゲロプロスに影響を与えた監督ということで、あざとさ感じるくらい情緒的な画作りだった

病んでる女の人の話なんだが、支離滅裂すぎてイライラしてしまった。それが狙いか
この作品は私に取り憑いたかのようだ。
霧に煙る港を走る大人たちのシーン、帆船と女の子のくだりは圧倒的な映像美であるがゆえに、いっそう不可解で不気味だ。
本作にせよ以前観た『欲望』にせよ、アントニオーニ作品においてはわかりやすく何事かが起こることはない。
語るようなことも終わってしまい、それでもなお存在が続く中で何をすれば良いというのか。
できない。一つの対象に注意を向け続けていると幻惑されて理解や判断が追いつかなくなる感覚になるように。
船員に対しての独り語り、いやもはや語りではない。この女もまた自分なのに自分でなくなってしまった漂泊者なのだ。
yoshisato

yoshisatoの感想・評価

4.1
鮮烈なイメージに溢れかえっているが、なかでもモニカ・ヴィッティの存在が際立っていた。前作『太陽はひとりぼっち』では、一組の男女を中心に据えながら、より大きな視点をもって都市、ひいては世界が抱える虚無や孤独、不安を映し出そうとしている印象であった。その反動からなのか、手法は一貫させつつも、本作ではひとりの女に焦点をしぼって、それらを描いているように思えた。
ー

ーの感想・評価

3.9
赤 緑 黄
YUTA

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3.6
無機質な工場群、煙突から出る黄色い煙、人通りのない閑散とした通り、緑色の外壁の建物や青色の外壁の海沿いの小屋など、終始色彩豊かで、絵画を観ているような、視覚的に楽しめる映画。

また、モニカ・ヴィッティ演じる主人公のジュリアーナは精神を病んでいるらしく、彼女の陰鬱とした様子が終始描かれている。
そのため、明るく晴れやかな映画ではなく、どちらかというと、どんよりとした雰囲気の映画でもある。

ただ、彼女が息子のバレリオに、ある少女の話をし、その少女が綺麗な海で泳いでいるシーンがある。そこだけ唯一晴れやかに気持ちになれた。

とにかく海がめちゃくちゃ綺麗。

ストーリーよりも映画の美しさを楽しむ
にはオススメの映画です。
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