リサイクルショップの映画雑誌でこれがあって、見たいものリストに入れておいた。
やっと見れた。
しかもデンキカンで。
ミッドナインティーズ以来のデンキカンだった。
短編の物語が次々と繰り広げられる感じで
一言で言えば全てシュール。
白黒の映像。
テーブルを真上から覗くスタイルでテーブルクロスとティーカップと砂糖とミルクの入れ物と取り皿のアングルが
それぞれのシーンでいい味出してた。
「タバコと珈琲がランチじゃダメだ。サンドでも食べないか?」とか
タバコ反対派、コーヒーのカフェイン反対派、やっぱりこのセットはたまらなく美味いよなー派たくさんのケースで話が流れてた。
たぶん、つまらない人はつまらないというやつ。
映画だと自分でタイミング止めれないからウズウズするなー。
そして、映画が終わり暗闇から解き放たれた時、靴を履こうとした時。靴のすぐそばに
現代でいう、いわゆる、Gというやつがいた。ゆーーっくりとのっそりと動いていた。
私は一瞬驚いたが、いや、これはゴキブリと言う名前であって、
こいつはカブトムシだったり、てんとう虫となんら変わりない、ムシなのだと思おうと、脳内転換して、1人で乗り切った。
お店の人に一言「ゴキブリいましたよ」と、発見情報を伝えようと思ったけど、
一匹いたらもっといると聞くし、
まぁGがいた方が風情あるやろ、とか
勝手に脳内転換して、
我慢していたトイレに駆け込んだ。
あー、コーヒーとタバコを一緒に飲みたい。