翔海

コーヒー&シガレッツの翔海のレビュー・感想・評価

コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)
3.6
コーヒーと煙草さえあれば幸せという物語。

これはコーヒーとタバコにまつわる愛すべき11エピソードのオムニバスである。全ての作品をモノクロで撮っており、一杯のコーヒーを片手に煙草を一服する幸せを伝えるような作品になってる。タバコと相性が良いのはコーヒーという台詞があるが、そんなことを友達も言っていたことを思い出した。専門学校のときに友達が喫煙所でコーヒー片手に冬場に飲むホットコーヒーとタバコは格別だと。私はコーヒーもタバコもしないから全く想像もつかないけど、コーヒーもタバコもたしなめる大人に憧れを抱いている。

ジム・ジャームッシュの代表作を連想したときに思い浮かんだのがコーヒー&シガレッツであった。この作品は彼を体現しているとも思えた。コーヒー&シガレッツを観て感じたのはダウンバイローを初めて観たときと同じように自分の理解力の低さから上手く作品の世界感に入り込めない感覚と似たものを感じた。物語が進むなかで私だけ置いてけぼりにされて、また新たな話へと進む。ジム・ジャームッシュ特有のものなのかもしれないが、パターソンは個人的にジム・ジャームッシュ作品のなかで好きだと言える。彼の他の作品を一周見終えてからまたこの作品を見ることが出来たらその時は今とは全く違う印象を受けるのだろうと思う。