何気ない会話のようで、こんな奇妙な展開あるわけないだろというザラつきが小気味良い。
①STRANGE TO MEET YOU
緊張なのか禁断症状なのか手がブルッブル震えているカフェイン&ニコチン中毒のような男と、一生スティーヴに間違えられ続けるスティーヴンという男の会話。楽しかった。ビミョーに。
②TWINS
コーヒーとタバコだけじゃ体に悪いよ、と忠告する喫茶店の店員のオチのない話の方がよっぽど体に悪そう。手をクロスしてお互いのコーヒーを混ぜる双子のカットがお洒落。
③SOMEWHERE IN CALIFORNIA
ミュージシャンと俳優の世間話。やめればこそうまさが引き立つタバコを片手に弾む会話。コーヒー&シガレッツ世代とパイ&コーヒー世代とはなるほどよく言ったものだな。
④THOSE THINGS’LL KILL YA
カサカサの声のよく話すじいさんと、一言も話さない話さないバカ息子のコントラストがいい。
⑤RENNE
これは一番現実でありそうなシチュエーション。
⑥NO PROBLEM
「最近どう?」と聞いてみたものの「すべてが順調さ。」と言われるとなんだかつまらない気持ちになる(何か問題があって連絡してきたじゃないのかよ)。疑う男とすべてが順調な男の会話の応酬。ただそれだけの話がなんだかクセになる。これからストーリーが始まるなら、十分すぎるほどの死亡フラグ。
⑦COUSINS
貧富の差を感じる従兄弟の話。
⑧JACK SHOWS MEG HIS TESLA COIL
タイトルだけでちょっと好き。テスラコイルについて熱く語るジャックと、振ったもののつまらなそうに聞く話を聞くメグ。ありふれたラブストーリー 〜男女問題はいつも面倒だ〜
⑨ COUSINS?
従兄弟であることはそんなにすごい発見か?君はゲイか?
⑩DELUSION
音楽と医学は一緒。なんだか前半で聞いたことあるな。
⑪CHAMPAGNE
こちらでもニコラ・テスラの話。