けーな

ジキル&ハイドのけーなのレビュー・感想・評価

ジキル&ハイド(1996年製作の映画)
3.7
今作は、有名なロバート・ルイス・スティーヴンソンの小説「ジキル博士とハイド氏」を女中の立場から描いた作品で、スティーヴンソンの元の小説とは、異なる内容だ。映画のタイトルも、原題では「Mary Reilly」(メアリー・ライリー)となっており、それは、女中の名前である。これは、原題のままにしておくべきだったと思う。ジキル博士の話だと分かるようにした邦題は、またしても、余計なお世話だと言いたい。

今作は、キャスト陣が、なかなか面白い。女中を演じたジュリア・ロバーツは、不安気な表情を巧く演じていて、とても良かった。
ジキル博士(ハイド氏)を演じたジョン・マルコビッチも、二役を上手に演じていて、良かったと思う。
女郎宿のファラデー夫人は、グレン・クローズ。「101」で、白塗りして、強烈なキャラを演じていたのを見たばかりだったが、今作でも、なかなか強烈なキャラだった。
そして、なんと言っても、驚くキャストは、メアリーの父親役。ダンブルドア校長先生を演じたマイケル・ガンボン。ダンブルドアとは、かなり違う性格の、嫌なヤツを演じている。見かけも、ダンブルドアの時は、長身のイメージだったが、今作では、少し太り目の小男な感じ。彼の演技を見るだけでも、見た甲斐があると思った。