広島カップ

ヒンデンブルグの広島カップのレビュー・感想・評価

ヒンデンブルグ(1975年製作の映画)
2.8
私のムービーライフは70年代のパニック映画抜きには語れません。
ちょうど私が劇場で映画を観始めた頃とシンクロして次々と作品が発表されてきたものですから。

本作のようなグランドホテル方式の70年代パニック映画は1970年の『大空港』から始り'72『ポセイドン・アドベンチャー』、'74『タワーリング・インフェルノ』、'76『カサンドラ・クロス』など定期便のようにアメリカから送られて来ておりました。
本作は1975年の作品ですが同年に『ジョーズ』があった為か何故か見逃していてこの度やっと観ることができました。

大物俳優の出演、大金の投入、大惨事の勃発この三大"大"が揃っているのが70年代パニック映画の特長ですね。
本作もジョージ・C・スコット、アン・バンクロフト、チャールズ・ダーニング、バージェス・メレディス等魅力的な俳優が名を連ねており最後にドカン!と大惨事が約束された王道です。
先の作品群における飛行機、客船、列車などと比べてみても可燃性の気体が充満している飛行船自体が危険な乗り物なのでずっとヒヤヒヤするのかと思いきや、最後には地上付近でそうなってしまうのが史実が証明する通りなので、サスペンス感充満とはならないのが本作の辛い所です。
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