まち

戦場にかける橋のまちのネタバレレビュー・内容・結末

戦場にかける橋(1957年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

めっっっっちゃ良い。
戦争のさなかで敵/味方、支配/捕虜の立場に翻弄されながら自分の存在証明を求めて生きようとする物語。
サイトウ大佐が橋の上で「(夕陽が)美しい」と言った時、勘違いしたニコルスン大佐が「橋の美しさ」の文脈で応答して、でもサイトウ大佐もそれに合わせて橋の話を続ける、という場面のその気遣いが印象的だった。橋をつくる事業を通して心を通わせた2人がふと対等に話している、という人間らしさがしみじみと良かった。
あと明らかに太陽出てるのに画面全体が中間色を暗くしたようになって見えにくいシーンが、夜を表現しているのだと気づくのに時間かかった。まだ技術水準が高くない中での表現の工夫を楽しむのも昔の映画を観ることの醍醐味かもしれん。
まち

まち