このレビューはネタバレを含みます
[ラストが強烈]
何と言っても、ラストが強烈な印象。橋が遂に完成した思ったら、列車も巻き込んで、全てが破壊され、主要な人物は皆死に至り、幕を閉じる。
そして、アレック・ギネスのニコルソン大佐の「何のために?」この橋を作り上げたのだ?という叫びも耳に残る。
ただの戦争映画ではない。デヴィッド・リーンならではだろう。
イギリス人のアレック・ギネス、アメリカ人のウィリアム・ホールデン、日本人の早川雪州のそれぞれのやり取りも魅せる。アレック・ギネスが、貫こうとするのはなかなか面白いが、早川雪州の斎藤大佐が、後半主張が無くなりしぼんでしまったのが残念。(2017.4.29)