kazマックスグローバーレッド

決断の3時10分のkazマックスグローバーレッドのレビュー・感想・評価

決断の3時10分(1957年製作の映画)
3.6
ポール・ニューマン主演『太陽の中の対決』がここ最近見たクラシック西部劇ではお気に入りなので同じエルモア・レナード原作の『決断の3時10分』をチェック。クリスチャン・ベールとラッセル・クロウ共演のリメイク『3時10分、決断のとき』は約10年前に見たので、こんなシーンもあったなぁって思い出しながら鑑賞。

無法者による強盗の現場を目撃しても他人事には首を突っ込まず見て見ぬ振りをする牧場主ダン。この辺りは『太陽の中の対決』でもポール・ニューマンが「人は人、俺は俺」と揉め事には首を突っ込まない主人公の正義感との葛藤を描いていて、当時のエルモア・レナードらしいところ。


金に困って報酬目当てで無法者の護送に志願したダン。彼は3時10分発の収容所行き列車に囚人ウェイドを乗せなければならないがそこにウェイドの仲間がやってくる。
「俺を逃したらもっと金を払うぞ」とウェイドはダンを誘惑。金か正義か?


囚われの身なのに余裕の表情と巧みなお喋りで主導権を握ってるかのような悪党ウェイドは『TWD』ニーガンのようだった。ウェイドを演じるグレン・フォードの顔も何となくジェフリー・ディーン・モーガンに見えてくるのは気のせいだろうか。