『3時10分、決断のとき』があまりに面白かったので、そのオリジナルと比べたくなりました。
エルモア・レナードの短編小説『三時十分発ユマ行き』が原作の異色西部劇。
経営難の牧場主ダンが無法者の強盗集団のボス、ベンの逮捕に協力し報酬目当てで身柄護送に志願する。しかしユマ行きの列車に乗せる予定時刻まで待ち時間が長く、ベンの手下がボス奪還を画策し迫り来る。その間、ベンの心情の揺れを描く。
リメイクとは結末も違っていてイマイチ盛り上がり不足。
私が無知だけのことですが、知らない監督で知らない俳優たちだとテンションが上がらないってのもあるけど、やはり古い作品の見どころが解りませんでした。
悪党ベンはモテモテでそこまで悪っぽくないし、牧場主ダンがベンに言われた言葉で涙を流すシーンで冷め切りました。いかにも目薬の作り涙と、え〜っここで泣く?
リメイク版のベン役はラッセル•クロウが漢っぽく最高に良かったし、ダン役クリスチャン•ベイルは若くてカッコイイので、こちらは老けていて子供が小さいし女々しいし全く感情が入りませんでした。なんか残念。
断然リメイク版をお薦めします。