「10数えたらそこはヨーロッパ」
「ドイツ」ではなくあくまで「ヨーロッパ」。
ともすれば、安易な「自分のアイデンティティー」とか「愛する人を守ること」みたいな話になりそう(まぁ、それでも面白いものはあるけれど)。
それをドイツを走る鉄道ジオラマの上で身体を重ねたり、列車ごしで彼女と手を繋いだり映画的な魅力が溢れるし、寝台特急まわりの3つの立場で立ち回らないと行けなくなった主人公がとても面白い。
モノクロとカラーが入り混じる画面。
カラックスの「ボーイミーツガール」とかを少し思い出した。
いきなり見てしまったが「ヨーロッパ3部作」の最後らしい。