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秒速5センチメートルのAQUAのレビュー・感想・評価

秒速5センチメートル(2007年製作の映画)
3.8
再鑑賞。

桜、空、風、陽射し、光、夕陽、宇宙、あらゆる風景が美しくまさに輝いているように見える

1話 桜花抄
2人の主人公、貴樹と明里、お互いに転校してきた2人の小学生は仲良くなるが明里が転校し東京と栃木と離ればなれになる、それぞれの相手への想いは距離があってもつながっているかのように錯覚するがいつまでもつながらない。

貴樹の九州への転校前、3月4日に明里の待つ地元で待ち合わせをするが雨が雪となり電車が遅れはじめ・・

2話 コスモナウト
九州に転校し高校3年になった貴樹の事を思い続ける同級生の花苗、しかしメールを打つ彼の姿を見る度に切ない想いにかられていた

時速5キロメートルで進むロケットの移送を見て貴樹は暗闇の中、ただひたすら当てのない目的を目指して突き進む行為に想いを馳せる。

花苗はサーフィンで波にのれたその日に貴樹に告白を決意するが・・

3話 秒速5センチメートル

山崎まさよしの曲と映像は良すぎて切なさに胸が張り裂けそうになりますが、それはすれ違いを皆自分の経験に当てはめて鑑賞しているからで、個人的には物語は好きなほうじゃない

誰かを思い続ける事は決して悪いことじゃないけど美徳でもない、周りの誰かを傷つけ、自分の心も縛りつけてしまう
思う事は大事だと思う、でもそれは例えば桜の花びらが散る姿をみた瞬間に相手の事を思い出し捧げる、そんな儚さぐらいが丁度いい

言えなかった好きという言葉を

幻想に生きるんじゃなく意思を伝えてしっかりフラれることも大事ですね

映画.com参照
「言の葉の庭」の新海誠による2007年公開の劇場作品で、ひかれあっていた男女の時間と距離による変化を全3話の短編で描いた連作アニメーション。互いに思いあっていた貴樹と明里は、小学校卒業と同時に明里の引越しで離ればなれになってしまう。中学生になり、明里からの手紙が届いたことをきっかけに、貴樹は明里に会いにいくことを決意する(第1話「桜花抄」)。やがて貴樹も中学の半ばで東京から引越し、遠く離れた鹿児島の離島で高校生生活を送っていた。同級生の花苗は、ほかの人とはどこか違う貴樹をずっと思い続けていたが……(第2話「コスモナウト」)。社会人になり、東京でSEとして働く貴樹。付き合った女性とも心を通わせることができず別れてしまい、やがて会社も辞めてしまう。季節がめぐり春が訪れると、貴樹は道端である女性に気づく(第3話「秒速5センチメートル」)。主題歌には山崎まさよしの「One more time, One more chance」を起用した。

秒速5センチメートル
2007/日本
配給:コミックス・ウェーブ・フィルム
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