パエリア太郎

秒速5センチメートルのパエリア太郎のレビュー・感想・評価

秒速5センチメートル(2007年製作の映画)
1.0
絵が綺麗だった。洗濯機のアップとかセンスが凄い!!

僕は「君の名は。」って映画すごく面白いと思っているんですが、その話をしたアニメが好きな友人二人から、「秒速五センチメートル」の方がいい。なんて、話を聞いていて、勝手に心のハードルが上がってしまったのかもしれない、、、。
友人の推しを否定したくはないんだけど、第一話から、恐ろしくつまらないじゃないか!!

病気がち、古代生物が好き、図書館でなんとなく。。。
そういうくすぐりパウダーがどうとかじゃなくて、単純に意味の無い独り言が、しばらくぶりに会った好きな女の子との再開を恐ろしく暗くてキツいものに感じさせました。

これほんの1部を切り取るんですが

・キスをした→その瞬間、世界を理解した。でも怖かった、彼女の魂をどう扱っていいかわからないから→2人が一緒になれないことを理解した、それではこの先の人生が長すぎる→そんな不安も溶けて彼女の唇のぬくもりが残った→彼女をどう守ればいいか考えた

確か、多分おおよそこんな感じでした。
図々しいやつですねー。
接吻の一瞬の話です。
東京大学物語へのリスペクトを感じました。

これはもう、僕の化石化した感受性の問題かもしれないんですけど、こんな感じのことがダラダラと3話も入っていて、わずか60分くらいなのに恐ろしく長く感じちゃいました。

でも僕は山崎まさよしさんのHOMEってアルバムが有形文化財だと思っているんです、本当にいい歌だなーとは思いましたけど、勝手な思いがあるのか、こんな不愉快な男が重なる歌であって欲しくないとも思っちゃいました。
13歳の女の子が好きでした→いやいや他の女の子にも好意をもたれましたよ?→13歳の女の子が好きすぎて会社を辞めました。

そんな暗くて図々しい人生を進んで見たくないですよ!!と、思っちゃいました。
月が落ちそうな夜は自分を偽れないですよ!
パエリア太郎

パエリア太郎