すずき

地獄のヒーローのすずきのレビュー・感想・評価

地獄のヒーロー(1984年製作の映画)
2.3
ベトナム戦争で戦ったブラドック大佐は、収容所で捕虜として収監された米軍兵。
彼は、戦争終結後も未だ囚われている米兵達の解放要求の為、証人として会談の場に呼ばれた。
しかしベトナム側はシラを切るばかり、ブラドックは単独で救出作戦を結構する…

宇宙最強チャック・ノリスの出世作。
鬼に金棒、チャック・ノリスにアサルトライフル。一騎当千の戦いぶりを見せる!
80年代アクション映画にありがちな、「敵の弾は当たらない、こちらの弾は当たる」を地でいくドンパチアクション映画。

しかし、個人的にはチャック・ノリス主演前作の、「テキサスSWAT」の方が良かったかな。
そっちにはデヴィッド・キャラダインという素晴らしい悪役がいたけど、こちらは悪役の魅力に乏しく、盛り上がらない。
加えて、格闘シーンが少なくて、単調な銃撃戦が多い。
チャック・ノリスファン以外にはオススメしない。

クライマックスと、序盤の夢(回想?)シーンとを、自然にダブらせる演出は良かったかな。
夢の中ではチャック・ノリスがあっさり死んだから、多少の緊張感はあったし。

しかしこの映画、完全にベトナムが悪で、国家ぐるみでド畜生として描かれている。
国際問題にならないか心配なぐらいだ笑
まー冷戦時代だからしょうがないか!