みおこし

海の荒くれのみおこしのレビュー・感想・評価

海の荒くれ(1957年製作の映画)
3.4
観ている方が史上最強に少ない...(笑)。
ジャック・レモンとロバート・ミッチャムのW主演、さらにはリタ・ヘイワースをヒロインに据えた隠れた秀作。

常夏の島から島へと、密輸を生業に渡り歩いているトニーとフェリックス。ある日、アメリカ人の金持ちからイリーナという曰く付きの女性をサンタナダに連れて行くことになるが...。

前半と後半との展開のギャップに開いた口が塞がりませんでした(笑)。
イリーナを奪い合う男と男のバトルを描いたメロドラマというのが基本的なあらすじなのですが、そこに巨大な船の爆発事故も絡んできて事態は急展開!最悪の事故に巻き込まれ、自分の人生を見つめ直すシーンはやはりジャック・レモンだからこその味のある演技で圧巻でした。
ロバート・ミッチャムも含みのあるちょっとクズな悪男を演じさせたら右に出る者なし...!
あまり共演しているイメージが湧かない二人でしたが、誰も予想だにしなかった貴重なコンビネーションでした。

当時40歳目前のリタ・ヘイワースも、年齢を感じさせない色気ムンムンっぷり!
ちょっとロバートとジャックとの年齢差を感じましたが、魔性の女っぷりは必見です。

一番のハイライトは冒頭のリンボーダンスシーンかも?(笑)
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