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ラスト サムライのyutaのレビュー・感想・評価

ラスト サムライ(2003年製作の映画)
4.0
日本人なのに観忘れていた作品なので鑑賞しました。

まずアクションの殺陣がスピード感があって、かっこ良かったです。弓矢や槍、剣VS大砲、拳銃のコントラストも良かったです。
忍者も登場するサービスもあり、迫力満点でした。特にラストの合戦シーンは、かっこよく儚くもありました。
後はサムライ(武士道)が鬼かっこ良かったです。
この時代のサムライを徹底的にかっこよく、そして漢らしく描いていたのは良かったです。そのサムライを演じた渡辺謙や真田広之、まだ子供の池松壮亮らは素晴らしかったです。
それだけでなく、桜や能、土下座、流鏑馬、短歌などその当時の豊かで、神秘的な日本らしい所が随所みられて愛を感じられました。
この映画を2つに分けるとして、
前半でのトムクルーズ演じる大尉がサムライの村の人々と心通わせていくシーンが、微笑ましかったです。その分、後半の怒涛の展開が迫力があり、感涙ものになったと思います。
境遇の異なる者同士の交流、男同士の多くは語らない友情、子供達と段々仲良くなっていく様子。この普遍的で良質なテーマを物語の中に自然に組み込まれているのも良かったです。
ラストの天皇陛下の名言に全てが集約されていると思いました。

当時のサムライの死相感や人生を知れたのも勉強になりました。
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