ガンガン健介

ラスト サムライのガンガン健介のレビュー・感想・評価

ラスト サムライ(2003年製作の映画)
3.8
「歴史書であり、武士道伝」

廃刀令や明治維新など日本の近代化していく過程を学べる一方で公開から15年以上が経過した今観ると現代社会との照らし合わせを行うととても見方が変わってくる映画でもあります。

まず思ったのは、これはグローバリズムの映画でもあるということ。

トムクルーズが連れて行かれた日本の村では異国の文化を変だと感じながらも日々を過ごすうちに日本の風情や季節、風習などに溶け込んでいく姿が映し出されています。

これは現代のグローバリズムと同じで近年、京都に外国人観光客が多く訪れていますがこの映画のトムと同じで彼らは日本の古くからの文化に溶け込むことをエンターテイメントと捉えており、外貨が流れて来るワケです。(映画ではトムは出されたご飯にお金は払っていませんが。笑)


映画の途中のセリフで

「神聖なるものを感じる

それは力だ」

というセリフがありますが、僕たちがお寺や神社や歴史的な建造物を訪れた時に感じる何かはこのセリフが答えなのでしょう。

日本人キャストでは小雪さんや渡辺謙さんなどが出演しており、お2人の人間力が画面越しに伝わってきて感動しました。

この映画が表面的に描いているのはタイトル通りのサムライたちの最後です。

普段、邦画が好きな方もこの映画は日本人として観ておくと良いと思いますよ。