キャピタリズム マネーは踊るの作品情報・感想・評価・動画配信 - 4ページ目

キャピタリズム マネーは踊る2009年製作の映画)

CAPITALISM: A LOVE STORY

製作国:

上映時間:127分

3.5

「キャピタリズム マネーは踊る」に投稿された感想・評価

アメリカの資本主義経済に正面からぶつかったドキュメンタリー映画。
マイケルムーア監督らしさが出まくった一本ですね!

資本主義経済は日本にも関係が大いにあることだし「お金で回る世界」を少し考えてみたくなる映画。

最初の家を失った家族でスタートを掴み、
最後には「オバマ」に希望を!というメッセージと共に「光を指して」終わるストーリー作りは面白いし後味も悪くない。
もちろんマイケルムーア的な思想をかなり含んだ映画だけど、最初から最後まで軽快なストーリーを組んでいるので難しいテーマなのに割と見やすい一本ですね!
リベラルテロリストのマイケル・ムーア監督がおくるサブプライムローン問題の真相に迫ったドキュメント。
映画作家マイケル・ムーアの特色は、今まで知らなかった驚きを提示して、それを分かり易く分析解説してくれるところにあると思う。日本で言うと池上彰だ。だが、今回は問題が問題なだけにはなしが複雑に入り組んでいて、一概に「ここが悪い!」「コイツが悪い!」とはハッキリとしたことを明言しようがないため、ドキュメンタリーの焦点としてはややピンボケしている。
ただ、庶民、投資家、起業家、政治家、さまざまな人物を取材することによって、アメリカの経済は致命的な機能不全をきたしていることが露に。
漠然と資本主義と自由主義は不可分という勘違いが蔓延しているが、必ずしもそうではないはずだ。自由を第一とするなら資本主義を採用するべきだし、その上での自由経済活動こそ最も合理的な仕組みであり、誰にでもチャンスがある。ただ、誰もが成功するとは限らないだけ。それ故に、国の経済のために大手投資銀行は税金で救済されるべきだが、不景気に困窮した低所得者が家を追い出されるのは致し方無し。いい仕事に就けなかった自己責任、身の丈にあわない生活をした自己責任、返せない金を借りた自己責任、こんな理屈がまかり通ることに憤りを覚える。
コンビニのアルバイトより薄給で働く飛行機のパイロット、大学卒業と同時に学資ローンの返済におわれて銀行に首根っこをつかまれた状態の学生たち、過労気味の社員に生命保険を掛けて死をも社の利益に変えてしまう経営者など、出るわ出るわ資本主義の暗黒を大放出。
世の中が経済のためにだけに成り立ってしまったら、とんでもないことになってしまう。効率性・生産性という便利な言葉で人の価値を値踏みする、なんと悪辣なことか。こんなにバカにされているのに、なぜ皆で立ち上がらないのかと、ムーアは訴える。我々は奴隷ではない市民なのだから、抗議活動も打ち壊しも革命でさえ、当然の生存権として認められるべきものだ。
ちなつ

ちなつの感想・評価

4.0
資本主義も、行き着くところまで行くと、こうなってしまうのか。

アメリカは、力なき者には容赦のない国なのだね。そういうイメージがまるで見えないような、成功者の芸術作品ばかり入ってくるから、そういうことを全然知らなかったよ。

政治作品を作ると、ちょっと子供っぽさを感じる作りになるムーアの映画だが、この映画からは、貧者の気持ちを代弁しようとする、ムーアのアメリカへの愛を感じた。

こんな国に、誰が住みたいと思う?

に対して、

希望を捨てずに、戦おうとするのは紛れもなく愛国心からであることも強く感じた。

こんなにも痛烈にアメリカを批判しながら、アメリカに住み続けるムーアが、どんなところが好きなのか、逆にそういう映画も見てみたい。

でも、搾取の構造が止むまで、彼は追求をやめないんだろうな。もはや、人に攻撃されても、その傷を負うことを厭わない、映画のタイトルの通り、これは、アメリカへのラブストーリーなのだろう。
にく

にくの感想・評価

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マイケル・ムーア『キャピタリズム』のオープニングに出てくるウィリアム(ビル)・カーウィンの映像は『血の祝祭日』のトレイラーから引いている。
口上を述べているのが『血の祝祭日』のB・カーウィンとするなら、本作を読み解くに当り、我々は60年代前後の恐怖映画史を参照せねばなるまい。事実、ここでムーアは、宗教倫理を逸脱した支配者に復讐する民衆の姿を描き、それによってレーガン的米映画史への信仰をも覆すのだ。
民主主義と資本主義って何となく一緒くたにされてきたような印象があるけど、この映画ではそこをはっきり線引きして見せてくれる。ウォール街の豚どもは巧妙に民主主義的言葉を使い、米に限らず日もどこも豚どものそういう戦法は同じ。最近は弱者側の言い回しを使って被害者的擬装をする豚どももよく見かける。思うに豚が上に立てば何主義だろうが悪用してきたのが人類史なわけで、さらに豚どもを豚呼ばわりするこの俺がもし富裕豚家系に生まれて自分を豚と自覚できるのかもまるで判らない。多分できない。多分大半の人間は状況で簡単に我欲の豚と化す。でオバマ政権誕生で希望をちらつかせてこの映画は終わる。トランプ時代になった今に観れば更に深い霧の中に来た気分。
例えに使って豚さんほんとごめん。
つね

つねの感想・評価

3.8
マイケル・ムーアってやっぱ天才♪
横からヨコハマ完全ステルス迷彩♪

資本主義と民主主義そしてアメリカ近代史の教材としてどうですか???
ザン

ザンの感想・評価

3.8
マイケル・ムーア作品は電波少年的なノリが嫌いではない。自分が米国民でなくてよかった。この自虐的な問題提起の手法も彼の愛国心の表現方法。
白

白の感想・評価

3.5
アメリカで消費者立場よりも企業論理が罷り通るのは、ピルグリムファーザーズから始まるプロテスタンティズムの倫理があらゆる青天井な欲望を肯定し、南北戦争を契機に本格始動したグローバルな資本主義活動を応援しているから。
しかし暴力団と同じように、経済の流通が目的化してしまった国の実態は、多国籍企業や金融市場に買収された政府と富裕層による支配。
昔のソ連の学校教育で見せるような資本主義の究極系、社会権は無いようなもの。「公益」という名目のもとで社会福祉は達成されない。一部だとは知ってはいるものの、ここまで弱者の人権が奪われるのには驚いた。
カトリック教徒ムーアがそれに反発するのも無理はない。
たまにマイケルムーア作品見て勉強になったような気分になりたくなる笑 大学の講義を受けてる感覚で途中わかったような気もするしたまにボーッとしてたりして分からなくなったりする笑
ムーア作品は「今」を扱ってるから出来れば絶対公開されてすぐ見た方がいいと思う〜(今年の公開作結局スルーした笑)
アメリカは金融クーデターで乗っ取られた国って表現は面白かった。
救済金どこに行ったんですかね?